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「答え」と思えそうなことは、たいてい3つある

たいてい、「答え」と思えそうなことは、3つある。

 

肯定、否定、その間のどれか。白か黒か、グレーか。0か100か、その間。

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もちろん、これらの中にないこともある。

 

ただ多くの場合、まず「3つ答えがある」こう考えてみると、わかってくることがある。

たいてい、0と100の間であって、0か100ではないということ。

 中庸というのは、当たるという意味で、真ん中と言えなくもないけれども、「正解に当たる」とも考えられる。

 

にもかかわらず、極端なことを本当のように感じてしまうのは、感情のなせる業なのだろうか。

 

どこかの誰かが、極端なことを言っているのは、現実とはズレている可能性はある。

 

例えば、捨てないと変われないとか。

捨てなくても、新しいことを始めた結果、変わるということはある。

方法はいろいろとある。

 

しかし、極端なことを本当と思ってしまう。これは、可能性を考えるのをやめるからだろうか。

 

それとも、だいたいそういうことだから、それでいいということなのだろうか。

もちろん、多くのことは、だいたいそれでいいということになることもあるだろう。しかし、そうではないこともある。

命にかかわることや、人生に関係しているような、大切なことなどは、だいたいでよいというわけにもいかないだろう。

 

いずれにしても、極端なことを言うことが、ポジショントークであるということもあるだろうけれど、それは、違うよね、ということを、「正しい」とか「答え」かのように信じてしまうのはあるのだろう。

 

そして、それを防ぐにも、「答え」と思えそうなことはたいてい3つはあると考えると、 極端なことの可能性以外もあるのではないかと考えられるだろう。

 

以下は、余談。

『ブラック・スワン』という本があります。 

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

  • 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/06/19
  • メディア: ハードカバー
 

 

何かを否定するのは、 1つの否定できる事実があればいい。

スワン(白鳥)は、白い鳥しかいないと思われていました。しかし、その後、黒いスワンが見つかります。ブラック・スワンです。

1羽でも、黒いスワンがいれば、白鳥は白いということを否定できます。

だから、何かが正しい、正解だと決めるのは意外とむずかしい。こういうことはありますね。